Nikonが厳しいらしい
どうもこんにちわ
フリーランスカメラマンのカモメです。
世間はお盆真っ只中ですね。
毎年私は夏に、男4人で男旅に出かけています。
実は結構いい歳なカモメなんですが、いい歳だからこそ年に一度に古い友人とゆく何気ない旅は大事にしております。
そんな中でも、私の数少ない人より少し勉強した撮影ということも活かせていけたら思っているわけです。
とまぁ、前置きはさておきなのですが、つい先日Nikonが2019年4~6月期の決算を発表しました。
ニコンが6日発表した2019年4~6月期の連結決算は、純利益が前年同期比50%減の82億円だ。
スマートフォンの高機能化によるデジタルカメラ市場の縮小に加え、景気が減速している中国などで一眼レフカメラの販売が落ち込んだらしい。
とまぁ。難しい数字はいろいろネットの書かれているんですけど、なんしかNikon。大ピンチですね。
実は私、、、
Nikonユーザーです。
Nikonが一番!Nikon以外のカメラはカメラと認めない!
ってわけじゃないんですけど、まぁずっと使っているとやはり愛着というものも湧いてきます。
そんなこんなで、今回はNikonについてつらつらと語りたいと思います。
Nikonってどんな会社か
はい、いろいろな語れる情報はあるのですが、それは正直ググってもらえればわんさか情報が出てきますので、ここでは割愛しますね。あくまで私の感覚でお話できればと思います。
もともとは
もともと日本光学工業株式会社、という社名で軍事用の光学兵器を作ることを得意とした会社なんですね。
おもに、ライフルのスコープだったりとか、軍事産業がもともとの歴史。
そこからニコンのレンズの光学性能はスタートしていたんですね。
社名について
ニコンって名前が初めて使われたのが1946年(昭和21年) - 35mmカメラの名を「ニコン」(Nikon)としたことらしい。(Wikipedia参照)
そこから時を経て1988年に社名をNikonに改称しました。
Nikonのイメージ
はい、あくまで個人的なイメージなのですが、非常に真面目な会社なんだと思います。
どんなところが真面目かとういうと困るのですが、なんか真面目なんですよね。
それが故に、腰がすごく重い会社ってのが私のイメージ。
最近カメラ業界ではミラーレスの波が大きく注目されたのですが、ソニーが先行するなか古株のカメラメーカーでいち早く追随したのがNikonなんですね。
正直これには、カメラオタクは以外な衝撃を受けました。
なんと言ってもあのNikonが今までのマウントを捨てて、新マウントと共に業界に一石投じたわけですからね。これには皆「Nikonだ!初めはNikonだ」(初めじゃないんだけど)と歓喜しました。
しかし、大きなプロモーションを打った割には、肝心な発表では延々と真面目なプレゼンテーション。
少しはアップルを見習って欲しいものです。
Nikonのカメラ
とまぁ、少しネガティヴなイメージを話しましたが、肝心なカメラはというとですね。本当に使いやすい。
クラスのスターではないけれど、真面目でコツコツ良い仕事をする、縁の下力持ちてきな生徒と言いましょうか。
撮影者のことを一途に思う作りをしているイメージです。
操作性は第一線で活躍するプロが素早くシャッターチャンスを逃さない作り、少々なロケーションではビクともしない堅牢性。
決して目立ちたいわけではないけれど、目的を達成するために私たちの作ったものはこれです。っというメッセージが伝わってくるカメラです。
Nikonのカメラの良いところ
Nikonの良いところはたくさんあります。
レンズラインナップ
まず一つ挙げるとすればレンズラインナップの豊富さです。ニコンはずっとFマウントという形式のレンズを長い期間作り続けてきました。
そして、長い期間このマウントを採用したカメラを作り続けてきました。
※マウントというのはカメラボディとレンズをくっつける穴の大きさの金属部品です。各メーカーごとにサイズが違います。
よって、今バリバリ現役のカメラにも、何十年前のレンズをくっつけることができるんです。
しかも歴史が歴史なんで、その本数も半端じゃありません。
このレンズラインナップはニコンの強みと言ってもいいんじゃないでしょうか。
使いやすさ(筆者目線)
正直これはどんなカメラでも慣れたらしまいって感じかもしれませんが、ニコンはカメラを構えた時のしっくり感や、ファインダーを覗いてる最中に、そこからいかに顔を動かさずに設定を変更することができるかが非常に工夫されています。
これは報道のニコンと言われてるように、一瞬一瞬のシャッターチャンスを逃したくないフォトグラファーの気持ちを切に汲んでいる構造といえるでしょう。
Nikonの悪いところ
良いところもあれば悪いところもあります。
やはり腰の重いところでしょうか。
私のイメージとしては、堅実な反面新しいことへ挑戦のスピードが本当に遅いイメージですね。
ここには企業の中の財政問題なども絡んでくるのでしょうけど、なんにせよ最近のイメージでは後出しじゃんけんをする割には、あいこ・もしくは負けちゃうってイメージです。
ただ、最近ようやく打ち出したZマウントはニコンにとってはその重い腰をようやくあげた起死回生の切り札ですね。(まぁこれももっとやりようがあったのではと思いますが・・・)
Nikon起死回生のZマウント
はい、実は私も最近ニコンが開発したZマウントシステムを使っております。
いろいろツッコミどころはあるのですが、非常に可能性があると思っています。
Zマウントの起死回生ポイント1
何よりマウント径が既存メーカーのどのマウントより大きいです。
これは何を意味するかというと、その気になればどのメーカーのレンズでもZカメラにくっついちゃんですね。
今までニコンはFマウントというものを採用していたのですが、これは各社メーカーより本当に小さいサイズだったんですね。レンズというものは精密機会なので、このマウントが小さい分、設計に縛りがかかっていたのです。
それが今回、どのメーカーよりも大きい。これは光学性能を追求するにおいて非常に有利なことなんです。
動画に力を入れ出した
はい、ようやくですね。正直遅かったです。
今までのFマウントレンズはどうしても機械式の構造が故に、動画を回すとAF時のレンズ駆動音を消すことができなかったんです。
それが今回からのZマウントレンズはその欠点を解消しています。
これでようやく動画のコンシューマー層へのアプローチができるようになりました。
まぁやっと土俵に上がったということですが。
しかし、動画を本気で撮っているビデオグラファー達はあまりAFというものをそもそも使わなくてMF(マニュアル)で合わせるので、そう言った意味ではレンズ資産の多いニコンも考えようによっては表現の幅は広いと私は思います。
RAWが撮れる(外部レコーダーを使えば)
はい、映像の話です。
もちろん写真機としての性能は申し分ないです。
今後、Zシステムのライナップは拡充していくでしょう。その中でも現状のZ6Z7は動画でproress RAW が撮影できます。
これは、写真でのRAW現像が映像でもできるということです。
現時点でミラーレスカメラでRAW収録ができるものはニコンとブラックマジックです。
あの、映像で後手に回っていたニコンがしでかしたサプライズです。
まとめ
はい、いろいろ書きましたが、実はニコンってポテンシャル高いんですよ。
ただ経営体型が他メーカーと違いすぎるので、どうしても攻め方に差がでてきてしまうんですよね。
ニコンは昔から日本を支えてきた有名企業です。
この窮地をどうにかして乗り越えてほしいものです。
がんばれニコン!!